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ニューズウィーク日本版編集部 From the Newsroom
iPhone4 vs. 韓国携帯Galaxy S
先週のニューズウィーク韓国版に、「韓国でもスマートフォン大決戦」という記事が載っていた。 サムスン電子の新製品"ギャラクシーS"が25日に発売されるとか(実際には、24日首都圏で発売開始された)。 ムムッ。 24日には、日本を含む5カ国でiPhoneが発売される。ぶつけてきたということか。
早速25日、"ギャラクシーS"で検索すると、なかなか、いやかなり好調な滑り出し。発売5時間で、初回出荷台数の1万台が売り切れた。
ギャラクシーSとは、サムスン電子がグローバル市場を念頭に心血を注いだ新型スマートフォンで、グーグルの基本ソフト、アンドロイドを採用。現存最高画質と評される、4インチのSuper AMOLEDディスプレイに、厚さ9.9mm、重さ121gの超薄型デザイン。アンドロイドを搭載した携帯の中では最高の電話と謳っている。
発売から6日経った29日には、10万台を突破。5カ国でとは言え、3日で170万台を突破したiphone4に比べれば、数字の上では到底及ばないけれど、iPhone3Gが韓国内発売後、10日で10万台を突破したことを考えれば、約半分の日数で達成。1日の販売台数も、今まで最高1万3000台(iPhone3G)だったのが、今回2万4400台を売り、記録を更新した。
とは言え、iPhone4は、まだ韓国で発売されていない。
スマートフォン情報ポータルサイト、appstoryが行ったアンケートによれば、iPhone4 vs. ギャラクシーS あなたの選択は?との質問に対し、62%がiPhone4を、38%がギャラクシーSを選択した。iphone4の発売を待ってる人が多いのは明らか。 サムスンも喜んでばかりはいられない。
ちなみに全くの余談だが、私の勝手な韓国の携帯電話の印象は、「日本より進んでいる」。今から5年前、韓国を旅行した時のこと、街中や地下鉄で突然間近に聞こえてくる音楽に驚いた。見ればそれは、携帯電話。多くの人が携帯で音楽を聞きながら歩いていた。しかもヘッドホンなし?! 現地の人に言わせれば、"これが普通"だった。
デザインもかなり薄型で、タッチパネルも日本より先に浸透してたと思う。5月の連休に渡韓した際は、現地でDMB(デジタルマルチメディア放送)携帯を借りてみたのだが、これがなかりイケている。地下に潜っても、通信が途絶えることのない韓国では、日本と違い途中で映像が切れることもなく、画像も驚くほどクリア。日本のワンセグより遥かに勝っているという印象。
ギャラクシーSは、今秋、ドコモから発売されるとか。ならば買うかと問われれば?
・・・・・・・。
でももし私が韓国に暮らしていれば、恐らく手に取っていただろう。
――編集部・川崎寿子
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