コラム
外交官の万華鏡 河東哲夫

河東哲夫

(かわとう・あきお)外交アナリスト。
外交官としてロシア公使、ウズベキスタン大使などを歴任。メールマガジン『文明の万華鏡』を主宰。著書に『米・中・ロシア 虚像に怯えるな』(草思社)など。最新刊は『日本がウクライナになる日』(CCCメディアハウス)  <筆者の過去記事一覧はこちら

外交官の万華鏡 河東哲夫

コロナ禍で失墜のプーチンに「抵抗力」あり

<世界屈指の感染大国になり支持率は過去最低レベルにまで落ち込んだが......> ロシアとプーチン大統領について、西側ではその「強くて機敏な

2020.05.27
外交官の万華鏡 河東哲夫

「ブラック企業・日本」がコロナ禍で犯し続ける不作為

<新型肺炎が日本特有の硬直したガバナンスや役人の無責任な隠蔽体質を改めてあぶり出している> 新型コロナウイルス禍は、世界各国のガバナンスに潜

2020.05.07
外交官の万華鏡 河東哲夫

新型コロナで肥大化する国家の危険度

<個人補償せよ、緊急事態宣言を発令せよ――知らず知らず国家に大権を委ねるリスクと国家資本主義に陥らないための防衛策とは> この2カ月間、世間

2020.04.14
外交官の万華鏡 河東哲夫

「世界最多の新型コロナ感染者数」それでもアメリカの覇権が続く理由

<アメリカをハブとした国際秩序が崩壊しない証左は危機最中の経済指標に現れている> パンデミックと言えば、中世のペスト。ヨーロッパでは14世紀

2020.04.01
外交官の万華鏡 河東哲夫

新型コロナ不況でつぶれる国、生き残る国

<パンデミックの脅威は2008年の世界金融危機に匹敵する不況の引き金を引いた――予想される今後の各国経済のシナリオと、賢明な生き残り策とは>

2020.03.18
外交官の万華鏡 河東哲夫

世界がいま「文明逆回転」に舵を切りはじめた

<弾劾無罪を誇示するトランプ大統領率いるアメリカを筆頭に、各国で広がる格差ゆえの不満がポピュリズムや強権政治を生んでいる> ローマ帝国滅亡の

2020.03.05
外交官の万華鏡 河東哲夫

中国の時代が去っても、グローバリゼーションは終わらない

<トランプ米大統領が保護主義を採用し世界的な「鎖国」時代に向かうという懸念もあるが......> トランプ米政権による高関税政策、そして新型

2020.02.19
外交官の万華鏡 河東哲夫

トランプ再選後、殺伐とした世界を日本が生き抜くシナリオ

<自由や民主主義といった美しい言葉は力を失い、ならず者の言説が幅を利かす時代がやって来る> 1月21日、スイスのダボスで毎年開かれる世界経済

2020.02.04
外交官の万華鏡

日本も他人事ではない、イラン危機に見る台湾の危うい未来

<選挙勝利で「反中」を明確にした台湾世論だがトランプの変節で後ろ盾を失う可能性も> 1月11 日の台湾総統選挙では、台湾独立を党是とする民進

2020.01.21
外交官の万華鏡 河東哲夫

日本の存在の大きさを認めて「下働き国家」への凋落を回避せよ

<「おもてなし」を自動翻訳機に頼る日本......五輪イヤーの今年こそ自らの国力を理解して世界に開くべき> 今年はオリンピックイヤー。世界が

2020.01.07
MAGAZINE
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
特集:独占取材 カンボジア国際詐欺
2025年4月29日号(4/22発売)

タイ・ミャンマーでの大摘発を経て焦点はカンボジアへ。政府と癒着した犯罪の巣窟に日本人の影

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