コラム

中東ニュースの現場から 川上泰徳
中東ニュースの現場から 川上泰徳

1500~2000人も犠牲になった虐殺事件ですら、歴史に埋もれてしまう

<ベイルートの難民キャンプで41年前に起こり、いまも深い傷跡を残す「もうひとつの虐殺」。繰り返してはならないはずの悲劇は、なぜいとも簡単に風

2017.09.06
中東ニュースの現場から 川上泰徳

8歳少女が抗争の犠牲に... パレスチナ難民キャンプの今

<ラマダン後、取材していたレバノン・ベイルートのパレスチナ難民キャンプで銃撃戦が起こった。なぜ難民キャンプの中で無法集団がのさばっているのか

2017.07.01
中東ニュースの現場から 川上泰徳

空虚な言葉だけが飛び交った、自覚なきトランプの中東歴訪

<イスラエルとパレスチナを訪問し、中東和平実現を約束したトランプ米大統領だったが、まるで観光旅行のノリだった。そしてその裏では、パレスチナ人

2017.05.30
中東ニュースの現場から 川上泰徳

シリア攻撃 トランプ政権の危険なミリタリズム

<アサド政権軍によると見られる化学兵器攻撃を受け、トランプ米政権がアサド政権軍の空軍基地にミサイルを撃ち込んだが、この行動は決断力というより

2017.04.08
中東ニュースの現場から 川上泰徳

シリア内戦と日本の戦争体験はつながっている

<内戦開始から6年がたち、いまも続くシリアの悲劇。ドキュメンタリー映画『シリア・モナムール』にも描かれる無差別「空爆」の残酷さは、約70年前

2017.03.16
中東ニュースの現場から 川上泰徳

安倍トランプ蜜月の先にある中東の3つの課題

<トランプ大統領が「エルサレムへの米大使館移転」「イランとの核合意の破棄または見直し」「イスラム国との戦い」を実行に移した時、日本はどうする

2017.02.17
中東ニュースの現場から 川上泰徳

トランプの「大使館移転」が新たな中東危機を呼ぶ?【展望・後編】

<2017年の中東は「踊り場の年」になりそうだが、力で抑え込まれた若者たちの不満や怒りは、なんら解決されていない。新たな危機のかぎをにぎるの

2017.01.18
中東ニュースの現場から 川上泰徳

2017年は中東ニュースが減る「踊り場の年」に【展望・前編】

<「シリア内戦の行方」「イスラム国(IS)掃討作戦」「トランプ米政権の発足」に関心が集まっているが、今年の中東は「踊り場の年」になるだろう。

2017.01.17
中東ニュースの現場から 川上泰徳

イスラム教・キリスト教の対立を描くエジプト映画【解説・後編】

<12月11日、エジプトのコプト教(キリスト教の一派)教会で爆弾テロがあり、イスラム国が犯行声明を出した。6年前の革命(アラブの春)を扱い、

2016.12.22
中東ニュースの現場から 川上泰徳

エジプトのキリスト教会テロはなぜ起こったか【解説・前編】

<12月11日、カイロのコプト教(キリスト教の一派)教会で爆弾テロがあり、27人が死亡、イスラム国が犯行声明を出した。6年前にもコプト教会で

2016.12.22
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン化」の理由
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    1888年の未解決事件、ついに終焉か? 「切り裂きジャ…
  • 5
    飛行中の航空機が空中で発火、大炎上...米テキサスの…
  • 6
    ソ連時代の「勝利の旗」掲げるロシア軍車両を次々爆…
  • 7
    私に「家」をくれたのは、この茶トラ猫でした
  • 8
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 9
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べて…
  • 10
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 1
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」だった?...高濃度で含まれる「食べ物」に注意【最新研究】
  • 2
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 3
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 4
    人気も販売台数も凋落...クールなEVテスラ「オワコン…
  • 5
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 6
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 7
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 8
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 9
    ビタミンB1で疲労回復!疲れに効く3つの野菜&腸活に…
  • 10
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    口から入ったマイクロプラスチックの行く先は「脳」…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される…
  • 8
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 9
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 10
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中