次世代米大統領専用車、GM幹部と大統領警備隊長官が協議

3月21日、米大統領警備隊(シークレットサービス)は、ショーン・カラン長官が16日の週に米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の幹部らと面会し、同社が次期大統領専用車として開発を進めている新世代の装甲SUV(スポーツタイプ多目的車)について協議したと発表した。写真はGMのロゴ。米ミシガン州 デトロイトで2021年3月撮影(2025 ロイター/Rebecca Cook)
David Shepardson
[ワシントン 21日 ロイター] - 米大統領警備隊(シークレットサービス)は21日、ショーン・カラン長官が16日の週に米自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)の幹部らと面会し、同社が次期大統領専用車として開発を進めている新世代の装甲SUV(スポーツタイプ多目的車)について協議したと発表した。
シークレットサービスはXに、カラン長官がGMの拠点を訪問し「次世代の装甲SUVに役立つ進歩について話し合った。進化する脅威に対抗するために、われわれは常に保有する装甲車両の革新と改良を常に模索する必要がある」と投稿した。
国土安全保障省とシークレットサービスは昨年9月、GMに1480万ドルで次世代の大統領専用車の開発を発注した。契約額は2029年までに最大4080万ドルに達する可能性がある。
シークレットサービスは21日、米大統領紋章の写真の隣に大統領旗を装備したSUV「キャデラック・エスカレード」が写っている訪問時の写真を掲載した。シークレットサービス報道官は「具体的な費用や日程についてはあまりにも先のことなので話せない」と述べた。
関係者によると、GMのメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は9日の週、トランプ大統領と面会し、装甲SUVについて話し合ったという。
シークレットサービスは2018年に大統領専用車として特別仕様の最新型キャデラックの使用を開始した。先行モデルは09年、オバマ大統領就任直前に導入した。