米代表団、24日にロシア側と協議 黒海での停戦など目指す

3月24日、米国の代表団は、ウクライナ紛争を巡り、ロシア当局者と会談し、黒海での停戦とより広範な戦闘停止に向けた進展を目指す。写真は黒海で警備にあたるウクライナの船舶。2月7日撮影(2025年 ロイター/Thomas Peter)
Pesha Magid Pavel Polityuk
[リヤド/キーウ 24日 ロイター] - 米国の代表団は24日、ウクライナ紛争を巡り、ロシア当局者と会談し、黒海での停戦とより広範な戦闘停止に向けた進展を目指す。
米代表団は23日にはウクライナ当局者と会談した。
関係者によると、米代表団はホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)の上級ディレクター、アンドリュー・ピーク氏と国務省高官のマイケル・アントン氏が主導している。
ホワイトハウスは会談の目的について、黒海で停戦に達し、船舶の自由な航行を確保することだとしている。
ウォルツ米大統領補佐官(国家安全保障担当)は23日、CBSの番組で、米国、ロシア、ウクライナの代表団がサウジアラビアの首都リヤドの同じ施設に集結したと語った。
黒海での停戦のほか、両国間の「停戦ライン」などについても協議するという。
ロシア側は、元外交官のカラシン議会上院国際問題委員長とベセダ連邦保安局(FSB)長官顧問が参加する。
米ブルームバーグ・ニュースは23日、関係者の話として、米国が数週間のうちに包括的な停戦に達することを望んでおり、4月20日までの停戦合意を目指していると報じた。