ニュース速報
ワールド

トランプ氏、中ロとの核軍縮協議に意欲 非核化の動きを支持

2025年02月14日(金)09時15分

トランプ米大統領は13日、ロシア、中国と国防費について協議する会合を開催したいとの意向を示した。同日撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

Andrea Shalal Steve Holland

[ワシントン 13日 ロイター] - トランプ米大統領は13日、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席と核軍縮協議を開始したい意向を示した。

トランプ氏は大統領執務室で記者団に対し、非核化は2期目の目標になると述べた。

米国とロシアの核軍縮の枠組み、新戦略兵器削減条約(新START)は2026年2月5日に期限切れとなる。

トランプ氏は、非核化に向けた動きを支持しており、核兵器を製造する理由はないとの考えを示した。

1期目に核兵器削減についてプーチン氏とすでに合意に達しており、中国も「非常に前向き」だったが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が発生し、取り組みが頓挫したと述べた。

トランプ氏はこの問題を改めて検討するとし、中ロ首脳と個別の会談から始めて、3者会談を開く可能性にも言及した。

会談の具体的な時期は示さなかったが、「そう遠くない将来」に開始したいとした。

多額の資金を軍事費に費やす理由はないとし、「われわれはこれを解決できる、この資金を他の用途に使用できると言いたい」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

豪賃金、第4四半期は前年比+3.2%に鈍化 2年超

ワールド

ガザ復興に最大200億ドル拠出、アラブ諸国が独自案

ビジネス

米ETF運用額、バンガードのS&P500がトップに

ワールド

インド原油輸入、1月は米国産が前月比で急増 第5位
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 2
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「20歳若返る」日常の習慣
  • 3
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防衛隊」を創設...地球にぶつかる確率は?
  • 4
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 5
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 6
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 7
    祝賀ムードのロシアも、トランプに「見捨てられた」…
  • 8
    1月を最後に「戦場から消えた」北朝鮮兵たち...ロシ…
  • 9
    ウクライナの永世中立国化が現実的かつ唯一の和平案だ
  • 10
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 1
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 2
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった...スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 5
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 6
    【徹底解説】米国際開発庁(USAID)とは? 設立背景…
  • 7
    週に75分の「早歩き」で寿命は2年延びる...スーパー…
  • 8
    イスラム×パンク──社会派コメディ『絶叫パンクス レ…
  • 9
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 10
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 9
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中