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米国防長官、対ロシア交渉戦略を擁護 ウクライナ紛争巡り

2025年02月14日(金)09時08分

ヘグセス米国防長官は2月13日、ウクライナ戦争を巡る米国の対ロシア交渉戦略に対する批判を一蹴した。同日、ブリュッセルのNATO本部で撮影(2025年 ロイター/Yves Herman)

Andrew Gray Lili Bayer Phil Stewart Idrees Ali

[ブリュッセル 13日 ロイター] - ヘグセス米国防長官は13日、ウクライナ戦争を巡る米国の対ロシア交渉戦略に対する批判を一蹴した。また、欧州はその防衛責任を米国に担わせるべきではないと警告した。

ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部で記者会見し、「トランプ大統領は米国を『カモ』にするようなことは誰にも許さない」と強調し、欧州大陸の防衛は欧州が第一に責任を負うべきだと述べた。

ヘグセス氏は12日、ウクライナが2014年以前の国境に戻るのは非現実的で、米政権はウクライナのNATO加盟がロシアによる戦争の解決策の一部になるとは考えていないとの見解を示した。

欧州ではこれに対し、和平交渉が始まる前にロシアに譲歩したなどとの批判が相次いだ。

ヘグセス氏は13日、自身の発言について、戦場の現実を認識したものだとして擁護した。

ロイター
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