ニュース速報
ワールド

トランプ氏、仏・カナダに関税計画 デジタルサービス税巡り

2025年02月14日(金)07時50分

 2月13日、トランプ米大統領は、米テクノロジー大手に対するデジタルサービス税を巡り、カナダとフランスに関税を課す方針を明らかにした。ホワイトハウスで12日撮影(2025年 ロイター/Nathan Howard)

[13日 ロイター] - トランプ米大統領は13日、米テクノロジー大手に対するデジタルサービス税を巡り、カナダとフランスに関税を課す方針を明らかにした。

カナダはグーグル親会社アルファベットやアマゾン・ドット・コムなど、低税率の国で利益を計上できるテック大手への課税を巡る課題に対処するため、昨年6月にデジタル課税を開始した。

トランプ米大統領は13日、米国の輸入品に関税を課している全ての国に「相互関税」を課すと発表した。

ホワイトハウスはファクトシートで「米企業への課税が許されるのは米国のみであるべきだ」とし、カナダとフランスがデジタルサービス税を利用してそれぞれ年間5億ドル以上を米企業から徴収していると非難した。

その上で「これらの非相互課税は全体として米企業に年間20億ドル以上の損失を与えている。相互関税はゆがんだ国際貿易システムに公平性と繁栄を取り戻し、米国人が利用されるのを阻止する」とした。詳細は明らかにしていない。

バイデン前米政権は昨年、カナダのデジタルサービス税は差別的だとし、貿易紛争解決協議を要請していた。

カナダ首相府のコメントは得られていない。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ガザ復興、10年で500億ドル超必要 国連・EUな

ビジネス

テスラ、インド販売開始へショールーム2カ所選定=関

ビジネス

カナダCPI、1月はガソリン高で1.9%上昇に加速

ビジネス

日経平均は反落で寄り付く、手掛かり難の中で見送り気
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナが停戦する日
特集:ウクライナが停戦する日
2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 2
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「20歳若返る」日常の習慣
  • 3
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防衛隊」を創設...地球にぶつかる確率は?
  • 4
    「トランプ相互関税」の範囲が広すぎて滅茶苦茶...VA…
  • 5
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 6
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 7
    祝賀ムードのロシアも、トランプに「見捨てられた」…
  • 8
    ウクライナの永世中立国化が現実的かつ唯一の和平案だ
  • 9
    1月を最後に「戦場から消えた」北朝鮮兵たち...ロシ…
  • 10
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 1
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ...犠牲者急増で、増援部隊が到着予定と発言
  • 2
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だった...スーパーエイジャーに学ぶ「長寿体質」
  • 3
    がん細胞が正常に戻る「分子スイッチ」が発見される【最新研究】
  • 4
    墜落して爆発、巨大な炎と黒煙が立ち上る衝撃シーン.…
  • 5
    朝1杯の「バターコーヒー」が老化を遅らせる...細胞…
  • 6
    【徹底解説】米国際開発庁(USAID)とは? 設立背景…
  • 7
    週に75分の「早歩き」で寿命は2年延びる...スーパー…
  • 8
    イスラム×パンク──社会派コメディ『絶叫パンクス レ…
  • 9
    動かないのに筋力アップ? 88歳医大名誉教授が語る「…
  • 10
    7年後に迫る「小惑星の衝突を防げ」、中国が「地球防…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    【一発アウト】税務署が「怪しい!」と思う通帳とは?
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    「健康寿命」を延ばすのは「少食」と「皮下脂肪」だ…
  • 6
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 7
    戦場に「北朝鮮兵はもういない」とロシア国営テレビ.…
  • 8
    世界初の研究:コーヒーは「飲む時間帯」で健康効果…
  • 9
    戦場に「杖をつく兵士」を送り込むロシア軍...負傷兵…
  • 10
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中