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備蓄米活用など物価高対策、石破首相から指示と赤沢経済再生相

2025年02月04日(火)10時00分

 2月4日、赤沢亮正経済再生相(写真)は閣議後会見で、石破茂首相から物価高対策の迅速に進めるよう指示があったことを明らかにした。首相官邸で2024年10月撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

[東京 4日 ロイター] - 赤沢亮正経済再生相は4日の閣議後会見で、石破茂首相から物価高対策を迅速に進めるよう指示があったことを明らかにした。

2024年度補正予算などに盛り込んだ物価対策の迅速な執行に加え、コメの円滑な流通の確保に向けた政府備蓄米の活用や、公共工事の設計労務単価の引き上げを進める。

赤沢再生相は、「予想もしなかったコメの価格の高止まり」や生鮮食品の値上げで「国民が大変苦労、痛みを感じている」とし、「なんとか国民生活と事業活動を守っていきたい」と強調。「今後とも物価動向に細心の注意を払う」と述べた。

内閣府公表資料によると、コメの先物価格が昨秋から年末にかけて上昇傾向で推移しており、政府は買い戻し条件付きで、政府備蓄米を集荷業者に提供することが可能になる。幅広いコメの在庫状況も調査する。

コメ価格の上昇を受けて江藤拓農相は3日の衆院予算委員会で、政府側の対応が遅れたことに「大いに反省している」と述べるとともに、「新しい事業者も流通に参入しつつある」と説明した。

ロイター
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