イスラエル、ガザの平和的再建目指す 復興支援は未定=経済産業相
イスラエルのバルカト経済産業相は22日、同国はパレスチナ自治区ガザの平和的な再建を目指しているものの、復興に向けた資金援助については未定であることを明らかにした。2024年2月撮影(2025年 ロイター/Abdel Hadi Ramahi)
Elisa Martinuzzi Brad Haynes
[ダボス(スイス) 22日 ロイター] - イスラエルのバルカト経済産業相は22日、同国はパレスチナ自治区ガザの平和的な再建を目指しているものの、復興に向けた資金援助については未定であることを明らかにした。国境を越えた軍事攻撃につながる恐れのあるイスラム組織ハマスの復活は容認しないとの考えも示した。
バルカト氏は、世界経済フォーラム(WEF)の年次総会(ダボス会議)中の記者会見で、ハマスがイスラエルとの永続的な和平を望むと決断しない限り、ガザの再建は不可能だと言明。「彼らが(アラブ首長国連邦(UAE)の)ドバイを作りたいのか、それとも以前のようなガザを再建したいのかが重要な問題だ」と指摘。ドバイがイスラエル国家を承認し、双方の経済関係に尽力しているとした上で、「われわれの地域には、ガザではなく、ドバイのような状況がみられることを望んでいる」と述べた。
ガザを巡るイスラエルとハマスとの停戦合意は19日に発効した。