原油先物は反発、4週続伸見通し 供給懸念や米早期利下げ観測で
1月17日、アジア時間の原油先物は反発。米国によるロシア石油生産会社への制裁を受けた供給逼迫懸念や、早期利下げの可能性を示唆する米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言に支援されている。写真はインドのコルカタにあるガソリンスタンドで給油する様子。昨年8月撮影(2025 ロイター/Sahiba Chawdhary)
Yuka Obayashi
[東京 17日 ロイター] - アジア時間の原油先物は反発。米国によるロシア石油生産会社への制裁を受けた供給逼迫懸念や、早期利下げの可能性を示唆する米連邦準備理事会(FRB)当局者の発言に支援されている。
0113GMT(日本時間午前10時13分)時点で、北海ブレント原油先物は0.13ドル(0.2%)高の1バレル=81.42ドル、米WTI原油先物は0.27ドル(0.3%)高の78.95ドル。
前日はそれぞれ0.9%、1.7%下落していた。イエメンの親イラン武装組織フーシ派民兵が紅海で船舶を標的にした攻撃を停止するとの見方などを受けた。
ただそれでも週間では4週連続で上昇する勢いとなっている。
フジトミ証券のアナリスト、田澤利貴氏は、ロシアの石油生産会社やタンカーに対する米制裁を巡る供給懸念に加え、米利下げが実施されて需要が回復するとの期待が原油相場を押し上げていると指摘。
米国の寒波による灯油需要増加見通しも支援材料だと話した。
FRBのウォラー理事は16日、インフレは引き続き緩和し、FRBは予想よりも早くより速いペースで利下げする可能性が高まるとの見方を示した。
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