タイ消費者信頼感、12月は6カ月ぶり高水準 刺激策と観光が支援

　１月１４日、タイ商工会議所大学（ＵＴＣＣ）が発表した１２月の消費者信頼感指数は５７．９と前月の５６．９から上昇した。写真はタイのバンコクにある市場で昨年５月撮影（２０２５　ロイター／Athit Perawongmetha）

[バンコク １４日 ロイター] - タイ商工会議所大学（ＵＴＣＣ）が１４日発表した１２月の消費者信頼感指数は５７．９と前月の５６．９から上昇した。３カ月連続で上昇して６カ月ぶり高水準となった。景気刺激策と観光が支えた。

ＵＴＣＣは「消費者は、政府が刺激策を継続すれば将来景気が回復すると考え始めた」と指摘した。

信頼感については、コメ農家への政府補助金、高齢者対象の給付金、消費促進のための減税により高まったと分析した。

政府は１２月、国民全員に１万バーツを配布する主力の経済政策「デジタルウォレット」の第２弾として、高齢者４００万人に総額４００億バーツ（１１億５０００万ドル）を支給することを承認した。

このほか、外国人観光客増加も経済活動の刺激につながったという。