シリアとロシア、反体制派支配地域を空爆 少なくとも25人死亡
12月2日、シリア反体制派の救助団体ホワイトヘルメッツは、シリア政府とロシアの空爆により同国北西部で少なくとも25人が死亡したと表明した。ホワイトヘルメッツ提供の動画より(The White Helmets/Handout via REUTERS)
Suleiman Al-Khalidi
[アンマン 2日 ロイター] - シリア反体制派の救助団体ホワイトヘルメッツは2日早く、シリア政府とロシアの空爆により同国北西部で少なくとも25人が死亡したと表明した。
これに先立ち、軍関係者はロシアとシリアが1日にシリア北部イドリブを空爆したことを明らかにしていた。シリアのアサド大統領は北部の要衝アレッポに侵入した反体制派を鎮圧すると表明している。
政権軍は1日、反体制派によってここ数日に制圧された複数の町を奪還したと発表した。
ホワイトヘルメットによると、1日の空爆ではイドリブやアレッポ近郊の反体制派支配地域が標的になり、子供10人が死亡。11月27日以降のシリア、ロシアの空爆による死者は、子供20人を含めて56人に達した。Xへの投稿で明らかにした。
地元住民によると、アレッポでは1日、攻撃を恐れる人々が室内に閉じこもっているため、通りが閑散としており、多くの商店が休業している。引き続き多くの民間人がアレッポから避難しているという。