OPECプラス、減産幅縮小のさらなる先送り議論=関係者
11月26日、 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は、12月1日に開く閣僚級会合を前に、来年1月に開始する予定の有志国による自主減産幅の縮小を一段と先送りすることを議論している。写真はOPECのロゴが入った掲示物。バクーで開かれたCOP29会場で13日撮影(2024年 ロイター/Maxim Shemetov)
Maha El Dahan Alex Lawler Vladimir Soldatkin
[ドバイ/ロンドン/モスクワ 26日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国でつくる「OPECプラス」は、12月1日に開く閣僚級会合を前に、来年1月に開始する予定の有志国による自主減産幅の縮小を一段と先送りすることを議論している。2人の関係者が26日明らかにした。
OPECプラスは11月3日の会合で、自主減産幅縮小を12月から1カ月延期すると決めたばかり。
イラクのスダニ首相とサウジアラビアのアブドルアジズ・エネルギー相、ロシアのノバク副首相は26日、バグダッドで会合を開き「世界のエネルギー市場と原油生産や市場への供給、需要対応に関する事案」について協議した、とイラク首相府が発表した。
サウジのエネルギー省によると、3カ国は自主減産を含めたOPECプラスの取り決めを完全に順守することの重要性を強調した。
アゼルバイジャンのシャフバゾフ・エネルギー相は25日、OPECプラスが12月1日の会合で、来年1月以降も現行の減産幅を維持することを検討する可能性があるとの見方を示している。