ニュース速報
ワールド

アイルランド、累計税収前年比15%増 アップルの追徴課税で

2024年11月06日(水)06時12分

アイルランド財務省は5日、年初来10カ月間の税収が前年同時期比で14.9%増加したと発表した。アイルランド・コーク州で2013年5月撮影(2024年 ロイター/Michael MacSweeney)

[ダブリン 5日 ロイター] - アイルランド財務省は5日、年初来10カ月間の税収が前年同時期比で14.9%増加したと発表した。米アップルの税優遇を巡る140億ユーロの追徴課税の一部が歳入をさらに押し上げた。

欧州連合(EU)の最高裁判所に当たる欧州司法裁判所は9月、アイルランドの税優遇措置を巡り米アップルに130億ユーロ(144億ドル)の追徴を命じる欧州委員会の決定を支持した。

財務省は先月、法人税36億ユーロを徴収したと発表した。そのうち約30億ユーロはアイルランドが第三者に委託して開設した「エスクロー勘定」からのものという。

アイルランドが今年、アップルから受け取る追徴課税は80億ユーロになる見通し。これにより全体の税収は前年比20%増加し、今年度の財政黒字は対国民所得比で7.5%に達すると予想される。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

英政府、鳥インフルの警戒レベルを「高」に引き上げ

ワールド

COP29、バイデン氏ら主要国首脳が相次ぎ欠席へ

ワールド

米投票者の48%がハリス氏に好意的、トランプ氏44

ワールド

激戦4州の投票所に偽の爆破予告、ロシアから発信か 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選と日本経済
特集:米大統領選と日本経済
2024年11月 5日/2024年11月12日号(10/29発売)

トランプ vs ハリスの結果次第で日本の金利・為替・景気はここまで変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウクライナ軍と北朝鮮兵が初交戦
  • 2
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大人気」の動物、フィンランドで撮影に成功
  • 3
    投票日直前、トランプの選挙集会に異変! 聴衆が激減して異様に空席が目立つミステリー
  • 4
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 5
    「常軌を逸している」 トランプ、選挙集会で見せた「…
  • 6
    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…
  • 7
    在日中国人「WeChatで生活、仕事、脱税」の実態...日…
  • 8
    ネアンデルタール人「絶滅」の理由「2集団が互いに無…
  • 9
    脱北者約200人がウクライナ義勇軍に参加を希望 全員…
  • 10
    どちらが勝っても日本に「逆風」か...トランプvsハリ…
  • 1
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大人気」の動物、フィンランドで撮影に成功
  • 2
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴出! 屈辱動画がウクライナで拡散中
  • 3
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄道計画が迷走中
  • 4
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 5
    日本で「粉飾倒産」する企業が増えている理由...今後…
  • 6
    「家族は見た目も、心も冷たい」と語る、ヘンリー王…
  • 7
    脱北者約200人がウクライナ義勇軍に参加を希望 全員…
  • 8
    幻のドレス再び? 「青と黒」「白と金」論争に終止符…
  • 9
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 10
    投票日直前、トランプの選挙集会に異変! 聴衆が激…
  • 1
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 2
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 5
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 6
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 7
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 8
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 9
    予算オーバー、目的地に届かず中断...イギリス高速鉄…
  • 10
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中