韓国・ポーランド大統領、ロシアへの北朝鮮軍派遣を非難

１０月２４日、 韓国の尹錫悦大統領（写真右）とポーランドのドゥダ大統領（同左）は首脳会談を行った。ソウルで代表撮影（２０２４年　ロイター）

Jack Kim　Joyce Lee

[ソウル ２４日 ロイター] - 韓国の尹錫悦大統領とポーランドのドゥダ大統領は２４日、首脳会談を行った。韓国大統領府によると、両首脳は北朝鮮のロシアへの軍隊派遣は世界的な安全保障上の脅威として非難した。

尹氏は共同記者会見で、「北朝鮮によるロシアへの軍隊派遣は、国連安全保障理事会決議と国連憲章の直接的な違反であり、朝鮮半島と欧州だけでなく、世界の安全保障を脅かす挑発行為であるという認識で一致した」と説明した。

韓国とポーランドは自由、人権、法の支配という普遍的価値を共有するパートナーであり、韓国は防衛以外の様々な分野でも同国との協力を深めたいと表明した。

両国はそれぞれの戦争の教訓を生かし、協力してウクライナの戦後復興支援を検討していくと語った。

両首脳は韓国のポーランド向け武器輸出交渉の進展については言及しなかったが、防衛産業での協力を継続することで合意した。

尹氏はまた、韓国の現代ロテムが戦車Ｋ２をポーランドに輸出する新たな契約を年内に締結するため、両国政府が積極的に支援することで合意したと明らかにした。

韓国とポーランドは防衛対話のための新たなフォーラムを設立し、両国に影響を及ぼす安全保障問題について緊密に協力していくと述べた。