米、レバノン軍攻撃巡りイスラエルに懸念伝達 安全確保要請
10月23日、オースティン米国防長官(写真)は、イスラエルのガラント国防相と電話会談し、レバノン軍に対する攻撃に懸念を表明した。写真は9月、米ワシントンで撮影(2024年 ロイター/Tom Brenner)
Kanishka Singh
[ワシントン 23日 ロイター] - オースティン米国防長官は23日、イスラエルのガラント国防相と電話会談し、レバノン軍に対する攻撃に懸念を表明した。レバノン軍と国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の安全を確保する措置を講じるよう求めた。米国防総省が発表した。
オースティン氏はまた、エレズ検問所を通じたパレスチナ自治区ガザ北部への人道支援の動きを歓迎すると伝え、ガザの悲惨な状況に対処する措置を促した。
レバノン軍は20日、同国南部での軍用車両に対するイスラエルの攻撃でレバノン兵3人が死亡したと発表した。イスラエルはレバノンの親イラン武装組織ヒズボラを標的にしているとして謝罪し、レバノン軍に対して活動していないと説明した。
UNIFILもイスラエルの攻撃を数回受けたとしているが、イスラエルはこれについて異議を唱えている。