訂正-トランプ氏、ゼレンスキー氏をまた非難 「対ロシア開戦に責任」
米大統領選共和党候補のトランプ前大統領(写真)は17日、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアとの戦争を始める手助けをしたと非難した。16日撮影(2024年 ロイター/Marco Bello)
(原文の訂正により1段落目の「ウクライナ」を「ロシア」に修正します)
Gram Slattery
[ワシントン 17日 ロイター] - 米大統領選共和党候補のトランプ前大統領は17日、ウクライナのゼレンスキー大統領がロシアとの戦争を始める手助けをしたと非難した。トランプ氏が11月5日の選挙で勝利した場合、米国のロシア(訂正)政策が大きく転換する可能性がある。
トランプ氏はこれまでも選挙活動中にゼレンスキー氏を非難したほか、ウクライナはロシアに領土の一部を譲渡して和平合意を結ぶ必要があるとの考えを示唆している。
この日のPBDポッドキャストで行ったコメントではさらに一歩踏み込み、ゼレンスキー氏には戦争を引き起こす手助けをした責任があると指摘。ウクライナの人々を気の毒に思っているため、ゼレンスキー氏を助けたくないという意味でないとしながらも、「ゼレンスキー氏は戦争を決して起こさせるべきではなかった」と語った。
トランプ氏は従来から、大統領選に勝利すれば来年1月の就任前に戦争を終結させられると繰り返し発言。ただ、その方法について明らかにしていない。
これに対し大統領選民主党候補のハリス副大統領は、ウクライナ支援の継続を確約し、ウクライナの勝利は米国の重要な国家安全保障上の利益になるとの見解を示している。