ニュース速報
ワールド

ロシア、制裁回避へ新決済システム提案へ BRICS首脳会議

2024年10月17日(木)14時32分

ロシアは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成するBRICSが来週開く首脳会議で、欧米の制裁の影響を受けない国際決済プラットフォームを構築するよう呼びかける。資料写真、7月撮影、プーチン大統領、提供: Alexander Vilf/Host Photo Agency BRICS-RUSSIA2024.RU(2024年 ロイター)

Gleb Bryanski

[モスクワ 16日 ロイター] - ロシアは、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカで構成するBRICSが来週開く首脳会議で、欧米の制裁の影響を受けない国際決済プラットフォームを構築するよう呼びかける。

BRICSは22─24日にロシアのカザンで首脳会議を開く。ロシアは、世界の金融システムを見直し、米ドル支配を終わらせるために他国の協力を望んでいる。

首脳会議に先立ちロシア政府が配布した資料によると、BRICS各国の中銀を通じて相互にリンクされた商業銀行のネットワークに基づく決済システムを提案する。ブロックチェーン技術を活用し、各国通貨に裏付けされたデジタルトークンを保管・移転することで、デジタル通貨を安全かつ容易に交換できるようになり、ドル取引の必要がなくなる。

BRICS関連のシンクタンク創設者であるヤロスラフ・リソボリック氏は、こうしたシステムの構築は技術的には可能だが、時間がかかると述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

台湾TSMC、第3四半期純利益は54%増で過去最高

ビジネス

ネスレ、1─9月売上高が予想下回る 海外部門再編を

ビジネス

午後3時のドルは横ばい149円半ば、中国支援策にも

ビジネス

日経平均は続落、半導体株に売り TSMC決算で一時
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米大統領選 決戦前夜の大逆転
特集:米大統領選 決戦前夜の大逆転
2024年10月22日号(10/16発売)

米大統領選を揺るがす「オクトーバー・サプライズ」。最後に勝つのはハリスか? トランプか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の北朝鮮兵による「ブリヤート特別大隊」を待つ激戦地
  • 2
    「自由に生きたかった」アルミ缶を売り、生計を立てる荒川のホームレスたち
  • 3
    東京に逃げ、ホームレスになった親子。母は時々デパートに行って「ある作品」を作っていた
  • 4
    荒川河川敷ホームレスの「アパート」と「別荘」を、…
  • 5
    東京メトロ、需要倍率は15倍超える 6年ぶり大型IP…
  • 6
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 7
    北朝鮮を訪問したプーチン、金正恩の隣で「ものすご…
  • 8
    【クイズ】シュークリームの「シュー」はどういう意…
  • 9
    日本に「パワハラ」や「クレイマー」がはびこる理由
  • 10
    NewJeansハニ、韓国国会で涙 同席の事務所代表に「私…
  • 1
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 2
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明かす意外な死の真相
  • 3
    『シビル・ウォー』のテーマはアメリカの分断だと思っていたが......
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」ものはど…
  • 5
    「メーガン・マークルのよう」...キャサリン妃の動画…
  • 6
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 7
    「メーガン妃のスタッフいじめ」を最初に報じたイギ…
  • 8
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた…
  • 9
    東京に逃げ、ホームレスになった親子。母は時々デパ…
  • 10
    ビタミンD、マルチビタミン、マグネシウム...サプリ…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 4
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 5
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 6
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 7
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた…
  • 8
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 9
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティ…
  • 10
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」ものはど…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中