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EU、国連軍をレバノン南部から撤退させず=オーストリア外相

2024年10月16日(水)16時54分

10月16日、国連レバノン暫定軍(UNIFIL)に要員を派遣している欧州連合(EU)諸国は、同軍をレバノン南部から撤退させるつもりはないと、オーストリアのシャレンベルク外相(写真)が述べた。ニューヨークで9月撮影(2024年 ロイター/Eduardo Munoz)

Andrew Gray

[ブリュッセル 16日 ロイター] - 国連レバノン暫定軍(UNIFIL)に要員を派遣している欧州連合(EU)諸国は、同軍をレバノン南部から撤退させるつもりはないと、オーストリアのシャレンベルク外相が述べた。

レバノンの親イラン武装組織ヒズボラに対するイスラエルの地上作戦が10月1日に始まって以来、UNIFILの拠点はイスラエル軍の攻撃にさらされている。ネタニヤフ首相はUNIFILを「ヒズボラの拠点と戦闘地域から」撤退させるよう求めている。

UNIFILにはオーストリアなどEUの16カ国が要員を派遣しており、UNIFIL拠点が攻撃を受けたことで衝撃が広がっている。

シャレンベルク外相は、14日に行われたEU外相間の討議の結論として、欧州諸国は撤退を考えていないと強調。ブリュッセルでのロイターとのインタビューで「撤退という議論はなかった」と語った。

UNIFILの規模は1万人。欧州は約3600人を派遣する。

ロイター
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