テスラやⅩの社員、寄付でハリス派優勢 マスク氏はトランプ氏支持も
米富豪イーロン・マスク氏が大統領選でトランプ前大統領を支持する一方、同氏が率いる企業の従業員はおおむねハリス副大統領に寄付していることが、政治献金を調査する非営利団体「オープン・シークレッツ」の調査で分った。写真は5月6日、カリフォルニア州ビバリーヒルズで撮影(2024年 ロイター/David Swanson)
Sheila Dang
[18日 ロイター] - 米富豪イーロン・マスク氏が大統領選でトランプ前大統領を支持する一方、同氏が率いる企業の従業員はおおむねハリス副大統領に寄付していることが、政治献金を調査する非営利団体「オープン・シークレッツ」の調査で分った。
電気自動車(EV)大手テスラの従業員の場合、ハリス氏への寄付金が4万2824ドルなのに対し、トランプ氏へは2万4840ドルとなっている。
スペースXの従業員はハリス氏に3万4526ドルを、トランプ氏に7652ドルを寄付。
また、Xの従業員はハリス氏に1万3213ドルを寄付しているが、トランプ氏への寄付は500ドルを下回っている。
これらは選挙資金としては比較的少額だが、マスク氏と対象的な政治傾向が浮き彫りとなった。
マスク氏はXでトランプ氏を後押しする一方、左派寄りの考えを「意識高い系ウイルス」と一蹴。コメント要請には応じていない。
オープンシークレッツのデータには、企業従業員や所有者、その近親者からの寄付が含まれている。選挙資金法は、企業による連邦選挙運動への寄付を禁じている。