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WHOが緊急事態宣言、エムポックスの感染拡大で
2024年08月15日(木)04時30分
世界保健機関(WHO)は14日、コンゴから近隣諸国にエムポックス(サル痘)の感染が拡大していることを受け、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。写真はWHOのテドロス事務局長。2017年1月撮影(2024年 ロイター/Pierre Albouy)
[14日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)は14日、コンゴから近隣諸国にエムポックス(サル痘)の感染が拡大していることを受け、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言した。
エムポックスを巡っては、2022年にも世界中で感染者が拡大したことから緊急事態が宣言されている。
WHOのテドロス事務局長は「感染拡大を阻止し、人命を救うには、国際協調が不可欠であることは明らかだ」と述べた。
アフリカ連合(AU)の疾病対策センター(CDC)によると、今年に入りアフリカ大陸で1万7000件以上のエムポックス感染症の疑いがある症例と517人の死亡が報告されており、昨年の同時期と比べて160%の増加となっている。症例が報告されている国は計13カ国に上る。