ヒズボラ、司令官の生死確認せず イスラエルは殺害と主張
レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラは31日、イスラエル軍が殺害したと主張するヒズボラのフアド・シュクル司令官について、イスラエル軍が攻撃したベイルート南部郊外の建物の内部に司令官がいたことは認めたが、その生死は確認しなかった。写真はイスラエル軍が攻撃した現場で撮影(2024年 ロイター/Mohamed Azakir)
Maya Gebeily
[ベイルート 31日 ロイター] - レバノンに拠点を置く親イラン武装組織ヒズボラは31日、イスラエル軍が殺害したと主張するヒズボラのフアド・シュクル司令官について、イスラエル軍が攻撃したベイルート南部郊外の建物の内部に司令官がいたことは認めたが、その生死は確認しなかった。
イスラエル軍は30日、レバノンの首都ベイルートを空爆し、シュクル司令官を殺害したと発表した。27日に起きたゴラン高原へのロケット弾攻撃の報復としている。
周辺国の治安当局高官も、司令官が空爆で負った傷が原因で死亡したと確認した。
ヒズボラの発表によると、イスラエルはヒズボラの拠点があるベイルート南部郊外で住宅建物を攻撃。「多数の市民」が死亡し、負傷者も出たとした。
シュクル司令官は「当時この建物にいた」が、生死についてはまだ確定的な情報を待っているところだという。