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フィリピン中銀、8月の利下げ余地拡大 インフレ率鈍化で=総裁
2024年07月08日(月)13時18分
フィリピン中央銀行のレモロナ総裁は8日、インフレ率鈍化を受け、8月の次回会合で利下げする余地が拡大したと述べた。写真はマニラの中銀前で2016年4月撮影(2024年 ロイター/Romeo Ranoco)
[マニラ 8日 ロイター] - フィリピン中央銀行のレモロナ総裁は8日、インフレ率鈍化を受け、8月の次回会合で利下げする余地が拡大したと述べた。
6月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比3.7%上昇したことについて、伸び率は中銀予測を若干下回ったとメディアフォーラムで語った。
中銀はこれまで、8月15日の会合で25ベーシスポイント(bp)利下げする可能性があると表明している。
同じフォーラムでレクト財務相は、今年の成長目標である6.0─7.0%の達成を確信しており、利下げ見通しもその自信を支えていると指摘。今後2年間で150bpの利下げが可能との見解を堅持していると述べた。
レモロナ氏はまた、ペソ安は主にドル高によるものとしつつ、地域の他通貨に比べ「やや強い」と述べた。