ガザ停戦案、戦闘再開認める必要 目標達成まで=イスラエル首相
7月7日、イスラエルのネタニヤフ首相は、パレスチナ自治区ガザでの停戦に向けたいかなる合意も、イスラエルの目標達成まで戦闘再開を認める内容でなければならないと述べた。写真はイスラエル兵。ガザ地区南部で3日代表撮影(2024年 ロイター)
Nidal al-Mughrabi Maayan Lubell Dawoud Abu Alkas
[カイロ/エルサレム/ガザ 7日 ロイター] - イスラエルのネタニヤフ首相は7日、パレスチナ自治区ガザでの停戦に向けたいかなる合意も、イスラエルの目標達成まで戦闘再開を認める内容でなければならないと述べた。
バイデン米大統領が5月に提示し、カタールとエジプトが仲介している3段階の停戦案を巡り、ネタニヤフ氏は7日夜に交渉の次の段階について協議する見通し。
ハマス幹部は6日、イスラエルに求めていた合意署名前の恒久的停戦の確約を撤回し、第一段階の6週間の間に交渉によりそれを目指すことに同意したと述べた。
だがネタニヤフ氏は停戦案について、戦争の目的が達成されるまで戦闘再開を妨げてはならないと強調した。イスラエルは人質帰還やハマスの軍事・統治能力解体を目標に掲げている。
関係筋によると、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官は10日にドーハでカタール首相やイスラエル、エジプトの情報機関トップと協議を行う見通し。エジプトメディアによると、バーンズ氏は週内にイスラエル代表団と共にカイロも訪問するとみられている。
あるハマス関係者は仲介国に立場を伝えたとし、イスラエルの回答待ちだと述べた。別の関係者はイスラエルがカタールと協議中だとし、数日内に回答があるだろうと語った。