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再送-バイデン氏に与党内から強まる風当たり、高齢不安巡り厳しい声相次ぐ

2024年07月08日(月)07時34分

 7日、バイデン米大統領に対する与党民主党内からの風当たりが強まりつつある。ペンシルベニア州フィラデルフィアで撮影(2024年 ロイター/Nathan Howard)

(本文中の漢字の変換ミスを修正しました)

Andrea Shalal

[ハリスバーグ(米ペンシルベニア州) 7日 ロイター] - バイデン米大統領に対する与党民主党内からの風当たりが強まりつつある。

既に民主党の下院議員5人が、高齢不安を理由にバイデン氏に大統領選からの撤退を要求。今後党内で撤退圧力が高まったり、大口献金者がバイデン氏陣営への献金を継続すべきか再検討したりする可能性も出てきている。

こうした中で同党のクリス・マーフィー上院議員はCNNの「ステート・オブ・ザ・ユニオン」で「大統領はもっと動く必要がある。時間は限られつつあると思う」と語り、バイデン氏にタウンホールミーティングや記者会見を通じて有権者に健在ぶりをアピールするよう促した。

アダム・シフ下院議員もNBCの「ミート・ザ・プレス」で、バイデン氏は速やかに自身につきまとう不安を払拭しなければならないと主張。「ポスト・バイデン」の候補者としてはハリス副大統領が圧倒的に有利だと考えるが、あくまでバイデン氏自らが進退を決めるのが先決だと付け加えた。

一方バイデン氏は7日、ペンシルベニア州フィラデルフィアの黒人信者が集まる教会で行われた礼拝に出席し、温かく迎え入れられた。

黒人有権者はバイデンの重要な支持層。ただ最近の世論調査では黒人の同氏に対する支持がやや低下していることも示されている。

その後バイデン氏はペンシルベニア州の州都ハリスバーグに向かい、労組のイベントに参加。記者団から民主党内の支持を得られているかと改めて質問されると「イエス」と答えた。

ロイター
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