ニュース速報
ワールド

NATO次期事務総長、オランダ首相が「有力」 現地報道

2024年06月19日(水)08時09分

ハンガリーとスロバキアは18日、ストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長の後任としてオランダのルッテ首相(写真)を支持すると発表した。17日撮影(2024年 ロイター/Johanna Geron)

[ワシントン/アムステルダム/ブダペスト 18日 ロイター] - オランダ公共放送NOSは18日、ルッテ首相がストルテンベルグ北大西洋条約機構(NATO)事務総長の後任に就く見通しだと報じた。

ルッテ氏はウクライナの強力な支持者。ハンガリーとスロバキアが同日、ルッテ氏への支持を表明したことで重要なハードルをクリアした。

ストルテンベルグ氏はワシントンでの記者会見で、この報道を肯定も否定もしなかった。

「(ハンガリーの)オルバン首相の発表で、次期事務総長の決定にかなり近づいていることは明らかだ」と述べ、ルッテ氏について、非常に有力な候補だと称賛した。

ストルテンベルグ氏の任期は10月1日に終了する。次期事務総長はロシアの侵攻を受けるウクライナへの支援を維持しつつ、ロシアと直接衝突する事態を引き続き回避することが課題になる。

NATOはコンセンサスに基づいて決定するため、候補者は加盟32カ国全ての支持を得る必要がある。ルーマニアのヨハニス大統領も立候補しており、ルーマニアのみがルッテ氏を支持していない。

ロシア寄りとされるハンガリーのオルバン首相はストルテンベルグ氏との先週の会談で、ウクライナ支援に関与しない代わりに、支援に関するNATOの決定を阻止しないことで合意。これを受けてルッテ氏支持に回った。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

高市氏「低金利続けるべき」、追加利上げをけん制=自

ワールド

アングル:「世界の工場」目指すインド、ライバル中国

ワールド

焦点:トランプ陣営、激戦州勝利へ賭けの戦略 照準は

ワールド

トランプ氏、移民強制送還を表明 オハイオの「ペット
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
特集:ニュースが分かる ユダヤ超入門
2024年9月17日/2024年9月24日号(9/10発売)

ユダヤ人とは何なのか? なぜ世界に離散したのか? 優秀な人材を輩出した理由は? ユダヤを知れば世界が分かる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    【クイズ】自殺率が最も高い国は?
  • 3
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 4
    ロシア空軍が誇るSu-30M戦闘機、黒海上空でウクライ…
  • 5
    広報戦略ミス?...霞んでしまったメーガン妃とヘンリ…
  • 6
    ウクライナ「携帯式兵器」、ロシアSu-25戦闘機に見事…
  • 7
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 8
    キャサリン妃、化学療法終了も「まだ完全復帰はない…
  • 9
    この「自爆ドローンでロシア軍撃破の瞬間」映像が「…
  • 10
    ウィリアムとヘンリーの間に「信頼はない」...近い将…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 3
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレイグの新髪型が賛否両論...イメチェンの理由は?
  • 4
    【現地観戦】「中国代表は警察に通報すべき」「10元…
  • 5
    「令和の米騒動」その真相...「不作のほうが売上高が…
  • 6
    アメリカの住宅がどんどん小さくなる謎
  • 7
    強烈な炎を吐くウクライナ「新型ドローン兵器」、ロ…
  • 8
    メーガン妃が自身の国際的影響力について語る...「単…
  • 9
    ロシア国内の「黒海艦隊」基地を、ウクライナ「水上…
  • 10
    【クイズ】自殺率が最も高い国は?
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ウクライナの越境攻撃で大混乱か...クルスク州でロシア軍が誤って「味方に爆撃」した決定的瞬間
  • 3
    エリート会社員が1600万で買ったマレーシアのマンションは、10年後どうなった?「海外不動産」投資のリアル事情
  • 4
    電子レンジは「バクテリアの温床」...どう掃除すれば…
  • 5
    ハッチから侵入...ウクライナのFPVドローンがロシア…
  • 6
    年収分布で分かる「自分の年収は高いのか、低いのか」
  • 7
    日本とは全然違う...フランスで「制服」導入も学生は…
  • 8
    「棺桶みたい...」客室乗務員がフライト中に眠る「秘…
  • 9
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 10
    森ごと焼き尽くす...ウクライナの「火炎放射ドローン…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中