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カナダ政府、LNG設備投資助成に否定的=天然資源相
2024年04月01日(月)09時59分
3月31日、カナダのウィルキンソン天然資源相はテレビ局CTVのインタビューで、将来の液化天然ガス(LNG)計画に政府が助成金を支出することに否定的な考えを示した。首都オタワで2023年9月撮影(2024年 ロイター/Blair Gable)
[トロント 31日 ロイター] - カナダのウィルキンソン天然資源相は31日放映のテレビ局CTVのインタビューで、将来の液化天然ガス(LNG)計画に政府が助成金を支出することに否定的な考えを示した。
「政府は非効率な化石燃料への補助金支出に反対で、LNG設備投資に関心がない。民間セクターが案件の採算性を評価し、投資を行う必要がある」と述べた。設備投資は「民間の役割だ」と強調し、再生可能エネルギー発電によるLNG生産計画も含めて将来の政府助成が念頭にないことを示した。
ただ、カナダ産LNGにはギリシャやドイツ、日本などが購入に関心を示している。バイデン米政権がLNG輸出拡大を一時停止したためだ。カナダ西部ブリティッシュ・コロンビア州とカナダの政府は環境保護団体から同様措置が求められているが、米政権に追随するのは政治的に難しい情勢だ。