ニュース速報
ワールド
米大統領、新労働協約で自動車大手と労組に「公正な合意」促す

8月14日、バイデン米大統領(写真)は、自動車労組と大手自動車メーカーに対して、労働協約が来月満了する前に新たな協約で合意するよう協力を呼びかけた。写真はワシントンで昨年11月撮影(2023年 ロイター/Leah Millis)
[ワシントン 14日 ロイター] - バイデン米大統領は14日、自動車労組と大手自動車メーカーに対して、労働協約が来月満了する前に新たな協約で合意するよう協力を呼びかけた。ホワイトハウスが大統領の声明文を公表した。
全米自動車労組(UAW)とフォード、ゼネラル・モーターズ(GM)、ステランティス傘下のクライスラーとの間では現在、新たな労働協約を巡る協議が続けられている。
バイデン氏は声明で「公正な協約を結ぶために協力するよう、全ての側に求める」とし「新技術への移行を進めるにあたり、UAWは中産階級を支える契約に値する」と述べた。
UAWは、自動車メーカー3社の時間給労働者15万人を代表しており、9月14日の期限までに新協約が成立しなければ、全ての自動車メーカーでストライキを行なう可能性を排除しないと表明している。
2024年大統領選で再選を目指すバイデン氏は、組合支持を掲げて選挙戦に臨んでおり、これまで鉄道業界やその他部門の労使交渉にも介入している。