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新型コロナ「EG.5」株、既存のワクチンで対応可能=米CDC

米疾病対策センター(CDC)のマンディ・コーエン所長は9日、感染が拡大している新型コロナウイルス・オミクロン株の亜種「EG.5」について、9月に配布されるワクチンで対処が可能との考えを示した。2022年4月撮影(2023年 ロイター/Jacob King)
[9日 ロイター] - 米疾病対策センター(CDC)のマンディ・コーエン所長は9日、感染が拡大している新型コロナウイルス・オミクロン株の亜種「EG.5」について、大きな変化はなく、9月に配布される新たな亜種に対応する済みのワクチンで対処が可能との考えを示した。
コーエン所長は「ウイルスの変異が検出されているが、ワクチンと治療薬で対応できる」と述べた。
米ファイザー・独ビオンテックのほか、米モデルナ、米ノババックスはいずれも秋の配布に向け更新されたワクチンの供給準備が整うとの見通しを表明。コーエン所長は9月中旬から下旬までには入手可能になるとの見方を示した。
世界保健機関(WHO)は9日、米国や中国などで拡散している新型コロナウイルスの変異株「EG.5」を「注目すべき変異株(VOI)」に分類した。ただ、他の変異株に比べ、公衆衛生に一段の脅威を及ぼしているようには見受けられないという認識を示した。