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豪求人広告、7月は前月比+0.4% 増加は一時的との見方も

8月7日、オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)と求人情報サイトのインディードが発表した7月の豪求人広告件数は前月比0.4%増と、6月の2.7%減から増加に転じた。写真はシドニーで2017年5月撮影(2023年 ロイター/Jason Reed)
[シドニー 7日 ロイター] - オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)と求人情報サイトのインディードが7日発表した7月の豪求人広告件数は前月比0.4%増と、6月の2.7%減から増加に転じた。
ただ、アナリストは労働市場の過熱が利上げで和らいでおり、求人広告の増加は一時的ではないかと分析している。
求人広告件数は前年比では8.9%減少したが、新型コロナウイルス流行前の水準を依然49.8%上回っている。
ANZのエコノミストは「過去3カ月で2.1%減少しており、7月の増加は一時的なものである可能性が高い」とし「豪準備銀行(RBA)の計400ベーシスポイント(bp)に及ぶ利上げの効果が経済活動に波及しており、労働市場の鈍化が始まりつつあることを示す兆しは他にもある。労働市場は非常に力強い出発点から緩やかに鈍化するだろう」と述べた。
金融市場は政策金利がピークに近づいていると予想。先物市場では12月に50%の確率で追加利上げがあり、政策金利が4.35%になるとの見方を織り込んでいる。