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メキシコ石油公社、洋上施設の火災で70万バレル減産=CEO

メキシコ石油公社(ペメックス)の洋上採掘施設で7日に起きた火災事故で、現場となったカンタレル油田ではこれまでに生産量が70万バレル減少した。ロメロCEOが8日明らかにした。写真は火災現場で7日撮影。提供写真(2023年 ロイター/Petroleos Mexicanos (PEMEX) @Pemex)
[メキシコ市 8日 ロイター] - メキシコ石油公社(ペメックス)の洋上採掘施設で7日に起きた火災事故で、現場となったカンタレル油田ではこれまでに生産量が70万バレル減少した。オクタビオ・ロメロ最高経営責任者(CEO)が8日明らかにした。
火災は7日午前、同油田のプラットフォームの1つから発生して他の施設に燃え広がり、作業員2人が死亡したほか、現在も1人の行方が分かっていない。ペメックスによると、捜索活動は続いているという。
ロメロ氏はツイッターで「われわれはこのエリアの全ての油井を実質的に閉鎖したため、70万バレルが失われた」と説明。ただ8日午後までに60万バレル相当の生産が再開したと付け加えた。
カンタレル油田はメキシコのカンペチェ湾沖合にあり、かつては世界屈指の産油量を誇っていた。メキシコの石油生産量(日量約160万バレル)の大半は、このカンペチェ湾を含むメキシコ湾の浅海域から採掘されている。