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原油先物3%高、供給懸念などで9週間ぶり高値

米国時間の原油先物は約3%上昇し、9週間ぶりの高値を付けた。今年3月、テキサス州で撮影(2023年 ロイター/Bing Guan)
[ニューヨーク 7日 ロイター] - 米国時間の原油先物は約3%上昇し、9週間ぶりの高値を付けた。一段の利上げで経済成長が鈍化し、その結果として原油需要が減退するとの懸念が出ているものの、供給に対する懸念のほかテクニカルな買いに相殺された。
清算値は北海ブレント先物が2.6%(1.95ドル)高の1バレル=78.47ドル、米WTI先物が2.9%(2.06ドル)高の73.86ドル。
北海ブレントは5月1日、米WTIは5月24日以来の高水準となる。
OANDAのシニアマーケットアナリスト、クレイグ・アーラム氏は「サウジアラビアとロシアの新たな減産のほか、モメンタムに裏打ちされ、原油先物のここ1週間ほどの上昇はかなり力強いものになっている」と指摘。プライス・フューチャーズ・グループのアナリスト、フィル・フリン氏は、原油先物は今後、上抜ける可能性があるとの見方を示した。