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ベトナム中銀、0.50%追加利下げ 景気減速に対応
[ハノイ 16日 ロイター] - ベトナム中央銀行は16日、主要政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げると発表した。利下げは今年4回目。世界経済を巡る不透明感が広がる中、国内経済の押し上げを目指す。
リファイナンス金利を4.5%に、公定歩合を3.0%に、電子銀行間金利を5.0%とする。19日から適用する。
ベトナム政府は数時間前、中銀に追加利下げを要請していた。
中銀は今年に入り、リファイナンス金利と公定歩合を150bp、電子銀行間金利を200bp引き下げている。
今回の調整は「金利を引き下げ、家計や企業の資金調達を支援し、製造業の回復に貢献する」ことが狙い。国内経済の拡大が逆風に直面している一方、インフレは抑制されており、国内外の銀行の流動性は健全との見方も示した。
一部のアナリストは年内に少なくとも50bpの追加利下げがあると予想している。
ベトナム投資開発銀行のエコノミストで政府顧問を務めるCan Van Luc氏は、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ休止とベトナムのインフレ緩和で追加利下げ余地が生じていると指摘。
「輸出と製造業が落ち込む中、信用の伸びが緩やかであることを踏まえると、利下げは適切だ」と述べた。
第1・四半期の国内総生産(GDP)伸び率は3.3%と、昨年第4・四半期の5.9%から鈍化した。主要輸出先の需要低迷のほか、電力不足により製造業が節電対策を迫られた。
1─5月の輸出は前年同期比12.3%減。主要品目のスマートフォン、電子機器、衣料品の輸出が落ち込んだ。
政府の今年の経済成長目標は6.5%。昨年の実績は8.02%だった。