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南ア投資会議、企業から国内問題解決求める声 大統領は対応約束
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4月13日、「南アフリカ投資会議」がヨハネスブルクで開催され、講演した企業幹部らは、南アフリカ政府が投資家心理を回復させるにはエネルギー、輸送、治安の問題を早急に解決する必要があると述べた。写真は南アフリカのラマポーザ大統領。提供写真(2023年 ロイター/Government Communication Information System (GCIS))
[ヨハネスブルク 13日 ロイター] - 「南アフリカ投資会議」が13日にヨハネスブルクで開催され、講演した企業幹部らは、南アフリカ政府が投資家心理を回復させるにはエネルギー、輸送、治安の問題を早急に解決する必要があると述べた。
2018年に同会議を立ち上げた南アのラマポーザ大統領は出席者を前に「われわれは電力と鉄道部門における長年の投資不足、ずさん経営、汚職という結果に直面している」と語り、民間セクターと協力して投資の障害を取り除くと約束。今後5年間で約2兆ランド(1110億ドル)の新規投資を集めるという目標も改めて表明した。
金融サービス持ち株会社ランド・マーチャント・バンクのエムリー・ブラウン最高経営責任者(CEO)は、同社の顧客は国内問題の結果として生じる生産コストの上昇を懸念していると指摘。アングロ・アメリカンのダンカン・ワンブラッドCEOは「ネガティブな投資家心理を変え、好転させるためには、いくつかの早急な成果が必要だ」と述べた。
電力会社エスコムや貨物物流会社トランスネットを含む国営企業のずさん経営や汚職は国内経済に打撃を与え、投資家心理を悪化させている。