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セルビア大統領、ウクライナへの武器売却否定 流入の可能性認める
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4月13日、セルビアのブチッチ大統領(写真)は、セルビアはウクライナにもロシアにも兵器や弾薬を絶対に売却していないが、セルビアの武器が第三国を経由して戦場に流れ込んでいる可能性があると述べた。写真は北マケドニアのオフリドで3月撮影(2023年 ロイター/Ognen Teofilovski)
[ベンガルール 13日 ロイター] - セルビアのブチッチ大統領は13日、セルビアはウクライナにもロシアにも兵器や弾薬を絶対に売却していないが、セルビアの武器が第三国を経由して戦場に流れ込んでいる可能性があると述べた。
ロイターは12日、流出した米機密文書によると、セルビアはウクライナへの武器供与に同意したか、もしくはすでに武器を供与していると報じた。
しかしブチッチ氏は記者団に「セルビアはウクライナに武器を輸出していないし、今後輸出するつもりもない」と述べた。また以前から同盟関係にあるロシアに対しても同様に、武器や弾薬を「輸出していないし、今後も輸出しない」と付け加えた。「証明できる書類はない」とした。
流出した米機密文書は、ウクライナによる軍事訓練や武器供与の要請に対する欧州各国の対応をまとめたもの。ロイターはこの文書の真偽を独自に確認することはできなかった。
セルビアは旧ユーゴスラビアの軍事産業の大半を引き継ぎ、数十億ドル規模の兵器を輸出している。
ブチッチ氏は、セルビアはトルコ、スペイン、チェコに兵器を輸出しており、セルビア製の弾薬がウクライナの戦場の「どちらか一方に」現れることは「確実」とも述べた。
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