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ロシア、米指名の世銀総裁候補に対抗馬検討 同盟国と協議

2023年03月08日(水)10時31分

世界銀行のロシア代表は7日、米国が指名した次期総裁候補の対抗馬擁立について同盟国と協議していると明らかにした。写真は2018年10月、インドネシアのバリで撮影(2023年 ロイター/Johannes P. Christo)

[ワシントン 7日 ロイター] - 世界銀行のロシア代表は7日、米国が指名した次期総裁候補の対抗馬擁立について同盟国と協議していると明らかにした。円滑に進むとみられた人事が難航する可能性がある。

ロシアはウクライナ侵攻を受けて昨年3月に国内の世銀プログラムが全て停止されたが、投票権は維持している。

世銀でロシアとシリアの代表を務めるマルシャビン理事は「候補者のリストアップと協議はまだ続いている」とロイターに述べた。詳細は明らかにせず、決定はロシア政府が下すと語った。

ロシア国営タス通信は同氏の発言として、ロシアの金融関係者や海外の経済学者、元国際機関トップ、元財務相や中央銀行総裁などが他国との協議で検討されていると伝えた。

バイデン米大統領は先月、マルパス現総裁の後任候補として、米クレジットカード大手マスターカードの最高経営責任者(CEO)などを務めたインド系米国人実業家アジェイ・バンガ氏を指名した。

ロイター
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