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ドイツ経済、気候変動で50年までに最大9000億ユーロ損失も=研究

気候変動が引き起こす異常気象により、ドイツが2050年までに最大9000億ユーロの経済損失を被る可能性があることが研究結果で示された。資料写真、洪水に見舞われたドイツ・クロイツベルク、2021年7月撮影(2023年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ベルリン 6日 ロイター] - 気候変動が引き起こす異常気象により、ドイツが2050年までに最大9000億ユーロの経済損失を被る可能性があることが研究結果で示された。
ドイツ経済省と環境省は6日、経済調査会社のプログノスとGWS、ドイツのエコロジー経済研究所が実施した研究について、地球温暖化の程度に応じて22─50年の間に猛暑、干ばつ、洪水により2800億ユーロ(2978億1000万ドル)─9000億ユーロの損失が生じる可能性を示すと指摘した。
損失には農業生産の減少や、豪雨・洪水による建物やインフラの損傷・破壊、物資輸送障害、医療制度への影響などが含まれる。
健康障害、暑さや洪水による死亡、生物多様性の損失などの非金融損失は考慮されていない。
研究はまた、気候変動が穏やかなら、炭素貯蔵などの適応策により想定損失を完全に相殺できるとしたほか、気候変動の程度によっては損失の60─80%を回避できるとしている。