ニュース速報
ワールド
原油先物は横ばい、米の供給拡大や利上げ観測が重し
2月20日、アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。前週末は2ドル下落していた。米国の供給拡大と追加利上げ観測を背景に中国の需要回復を巡る楽観的な見方が後退している。2018年8月、米テキサス州ミッドランドで撮影(2023年 ロイター/Nick Oxford)
[シンガポール 20日 ロイター] - アジア時間の原油先物はほぼ横ばい。前週末は2ドル下落していた。米国の供給拡大と追加利上げ観測を背景に中国の需要回復を巡る楽観的な見方が後退している。
0051GMT(日本時間午前9時51分)時点で、北海ブレント先物0.09ドル(0.1%)安の1バレル=82.91ドル。21日に期限を迎える米WTI原油先物3月限は0.06ドル高の76.40ドル。より活発に取引されている4月限は0.09ドル安の76.46ドル。
米原油・ガソリン在庫の増加を受け、前週はともに週間で約4%下落した。
エネルギー・アスペクツのアナリストはリサーチノートで、米国は戦略石油備蓄(SPR)のうち2600万バレルを新たに放出する計画も発表しており、WTI原油先物の受け渡し地点であるオクラホマ州クッシングの在庫が5月まで増加する可能性があると指摘した。
ドル高につながる米利上げ観測も原油市場の重しとなっている。