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訂正北朝鮮が弾道ミサイル2発、日本のEEZ外に落下 井野防衛副大臣「強く非難」

12月18日、 防衛省は北朝鮮から弾道ミサイルの可能性のあるものが発射されたと発表した。すでに落下したとみられるという。写真は北朝鮮の旗。クアラルンプールの同国大使館で2017年3月撮影(2022年 ロイター/Edgar Su)
(第1段落の「排他的経済水域(EEZ)に落下」を「排他的経済水域(EEZ)外に落下」に訂正します)
[東京/ソウル 18日 ロイター] - 日本と韓国の防衛当局は18日午前、北朝鮮が弾道ミサイル2発を東方向へ発射したとそれぞれ発表した。日本の防衛省によると、2発とも同国の排他的経済水域(EEZ)外(訂正)に落下。日本は大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議した。
会見した井野俊郎防衛副大臣によると、北朝鮮は午前11時11分と午前11時52分ごろ、同国西岸付近から東方向に1発ずつ発射した。いずれも最高高度約550キロ、飛行距離約500キロと推定している。
井野副大臣は「わが国、地域及び国際社会の平和と安全を脅かすもので断じて容認できない」としたうえで、「北京の大使館ルートを通じて抗議し、強く非難した」と語った。現時点で被害の報告はなく、ミサイルの軌道は通常軌道と確認しているという。
岸田文雄首相はミサイル発射の情報を受けて、国民への迅速・的確な情報提供と、船舶や航空機の安全確認、不測の事態への態勢確保の3点を関係省庁に指示した。
北朝鮮は15日に高出力の固体燃料エンジンの実験を実施した。専門家らは、より迅速かつ機動的に弾道ミサイルを発射できるようになる技術とみている。