ＥＵ、ナイジェリア産ガス輸入拡大を検討 ロからの供給減に備え

７月２３日、欧州連合（ＥＵ）欧州委員会エネルギー局のマシュー・ボールドウィン副局長は、ロイターの電話インタビューに応じ、ロシア産ガスの供給減に備え、ナイジェリアからの輸入拡大を検討していると述べた。写真はロシアとEUの旗とガスパイプラインのイメージ。１月撮影（２０２２年　ロイター/Dado Ruvic）

[ラゴス ２３日 ロイター] - 欧州連合（ＥＵ）欧州委員会エネルギー局のマシュー・ボールドウィン副局長は２３日、ロイターの電話インタビューに応じ、ロシア産ガスの供給減に備え、ナイジェリアからの輸入拡大を検討していると述べた。

このほど行われたナイジェリア高官との協議で、同国がニジェール・デルタの治安を改善し、８月以降にトランス・ニジェールパイプラインを再開する予定であり、欧州へのガス輸出が増加するとの見通しが伝えられたという。

ＥＵは液化天然ガス（ＬＮＧ）供給全体のうち、１４％をナイジェリアから輸入している。ボールドウィン氏はこれが２倍以上になる可能性があると語った。