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イラン、米と「数日中」に協議再開 核合意再建へ

6月25日、イランのアブドラヒアン外相は、2015年核合意の再建に向けた米国との間接協議が近く再開すると明らかにした。テヘランで撮影(2022年 ロイター/Majid Asgaripour/WANA)
[ドバイ 25日 ロイター] - イランのアブドラヒアン外相は25日、2015年核合意の再建に向けた米国との間接協議が近く再開すると明らかにした。
仲介役を務める欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表と「前向きな会談」を行ったとし、「向こう数日以内に協議を再開する用意がある。イランにとって重要なのは2015年合意の経済的利益を完全に受けることだ」と述べた。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は「イランの核兵器保有を阻止するには核合意が最善の方法だというわれわれの立場に変わりはない」とし、「イランが(合意を)再び履行することを望む」と述べた。
核合意再建を巡る協議は3月に妥結間近とみられていたが、イランが革命防衛隊へのテロ組織指定を解除するよう米国に求めたことなどから行き詰まっている。
ボレル氏はテヘランで記者団に対し「数日以内に協議を再開し、膠着状態を打開する見込みだ」と述べ、イランと米国による協議再開決定を歓迎した。
ボレル氏のテヘラン訪問前にイランとEUの当局者がロイターに明らかにしたところによると、未解決の問題は2つあり、うち1つが制裁に関する問題という。