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週末のアジア安保会議、米中協議に注目 ウクライナ大統領も演説へ

6月9日、米国と中国は10─12日にシンガポールでアジア安全保障会議(シャングリラ会合)が開催されるのを機に、台湾の主権からウクライナ戦争まであらゆる問題について協議する予定だ。写真は米国のオースティン国防長官。5月ワシントンでの代表撮影(2022年/ロイター)
[シンガポール 9日 ロイター] - 米国と中国は10─12日にシンガポールでアジア安全保障会議(シャングリラ会合)が開催されるのを機に、台湾の主権からウクライナ戦争まであらゆる問題について協議する予定だ。
世界中から軍高官、外交官、兵器メーカー関係者が集まるシャングリラ会合は、新型コロナウイルス流行で2度延期されたため2019年以来の開催となる。
主催者によると、ウクライナのゼレンスキー大統領もオンライン演説する。
会合の合間には、米国のオースティン国防長官と中国の魏鳳和国防相がバイデン米政権下で初めて対面で会談する。
米政府高官は「われわれの立場からすれば、会談は地域的、世界的な問題における競争の管理に焦点が当てられると見込んでいる」と述べた。
一方、中国メディアは米国との協力について協議すると伝えている。
会合を主催する英シンクタンク、国際戦略研究所(IISS)の中国防衛政策・軍事近代化担当シニアフェロー、メイア・ノーウェンズ氏は「今年の重要課題は、必然的に米中の競争関係になるだろう」と指摘。「人民解放軍が進めている近代化と、過去2年間に中国が見せた強硬姿勢に対する新たな危機感が生まれている」と述べた。
会合はアジアの安全保障問題に焦点を当てているが、ロシアのウクライナ侵攻は引き続き議論の中心となりそうだ。関係筋によると、ウクライナは会合に代表団を送るが、ロシアは参加しないという。
また、北朝鮮の軍事的脅威増大も会合の焦点となるとみられる。
日本の岸田文雄首相は10日に基調講演を行い、アジア太平洋地域の紛争の平和的解決を呼びかける見通しだ。