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ロシアのルサール、リオ・ティントを提訴 制裁巡り

6月6日、ロシアのアルミ大手ルサールは、資源大手リオ・ティントを豪連邦裁判所に提訴した。写真はルサールのロゴ。2017年6月、サンクトペテルブルクで撮影(2022年 ロイター/Sergei Karpukhin)
[シドニー 6日 ロイター] - ロシアのアルミ大手ルサールは、資源大手リオ・ティントを豪連邦裁判所に提訴した。クイーンズランド州に共同所有する製錬所で生産したアルミナの20%を返還すべきだと主張している。
リオ・ティントは、ロシアのウクライナ侵攻を受けてロシア企業との関係を全て断絶。80%を所有する製錬所の単体の運営者になったと表明していた。ルサールは製錬所の残り20%を所有している。
豪州は3月、アルミナとアルミ鉱石のロシアへの輸出を禁止した。
ルサール側はリオ・ティントの介入は正当化できず、契約違反だと主張。製錬所の権利を返還すべきであり、事業を継続しても制裁違反にはならないと訴えている。
リオはコメントを控えた。