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独、ウクライナに戦車供与へ 初の重火器支援
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4月26日、ドイツはウクライナに対する初の重火器支援を発表した。ランブレヒト国防相によると、政府は25日に国内メーカーを通じ「ゲパルト対空戦車」を供与する方針を承認した。写真は2003年11月、ドイツ北部で実施された演習で射撃する「ゲパルト対空戦車」(2022年 ロイター/Christian
[ベルリン/ラムシュタイン/チューリヒ 26日 ロイター] - ドイツは26日、ウクライナに対する初の重火器支援を発表した。ランブレヒト国防相によると、政府は25日に国内メーカーを通じ「ゲパルト対空戦車」を供与する方針を承認した。
独キール大学セキュリティポリシー研究所の専門家は「欧州最大の経済国がウクライナへの支援を本格化させ、今後も拡大する」という「シグナル」が重要という認識を示した。
独政府に対しては、ウクライナへの重火器支援やロシア産エネルギー禁輸などに対し消極的として国内外から圧力が強まっていた。
オースティン米国防長官は26日、ドイツによるウクライナへの重火器支援ついて「ウクライナに真の能力をもたらす」として歓迎。
一方、スイス政府は26日、ゲパルト対空戦車に使用されるスイス製の弾薬再輸出について拒否権を発動したと発表した。「スイスの中立性およびスイスの軍需品に関する法律の義務的な拒否基準」に基づく判断という。