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湾岸諸国・イラン・トルコ外相、相次ぎ訪中し核問題など協議

中国外務省は、ペルシャ湾岸諸国、イラン、トルコの外相が今週、相次いで中国を訪れると発表した。報道官の会見、12月撮影。(2022年 ロイター/Thomas Peter)
[北京 11日 ロイター] - 中国外務省は、ペルシャ湾岸諸国、イラン、トルコの外相が今週、相次いで中国を訪れると発表した。
ウィーンではイラン核合意の再建協議が進められている。
10─14日にかけてはサウジアラビア、クウェート、オマーン、バーレーンの外相と湾岸協力会議(GCC)事務局長が中国を訪問。12日にはトルコ外相、14日はイラン外相が訪中する。
中国外務省報道官は「中国とイランは中核課題で断固として互いを支え合う」と表明。イラン外務省は、会談では両国が署名した25年間に及ぶ協力協定について協議すると述べた。
中国の王毅外相は10─11日にバーレーンとサウジの外相とイラン核協議について意見交換した。サウジなど湾岸諸国はイラン核合意の再建協議に参加していないが、イランの核・ミサイル開発に懸念を示している。
王毅外相はサウジ外相との会談で、国際的な不拡散体制を守る必要はあるが、域内諸国の「正当で妥当な懸念」も考慮する必要があると述べた。
経済問題も議題になり、中国政府は、新エネルギー、電子商取引、法執行、考古学プロジェクトについてサウジと協力すると表明した。