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インドネシア、737MAXの運航再開承認 墜落事故から3年

12月28日、インドネシア政府は米ボーイングの旅客機「737MAX」の運航再開を承認すると表明した。写真はジャカルタ近郊の空港に駐機中の同型機。2019年3月撮影(2021年 ロイター/Willy Kurniawan)
[ジャカルタ 28日 ロイター] - インドネシア政府は28日、米ボーイングの737MAXの運航再開を承認した。189人が死亡した墜落事故から3年で運航再開が認められた。
737MAXは2018年10月と19年3月にインドネシアとエチオピアで墜落事故を起こし、各国で運航が停止された。その後、米欧のほか、オーストラリア、インド、マレーシア、シンガポール、エチオピアなどでも運航再開が認められている。
インドネシア政府は、737MAXのシステムの見直しを精査し、運航停止措置を解除する方針を決めたと表明した。
墜落事故を起こした国内格安航空(LCC)のライオンエアーのコメントは得られていない。同社は運航停止前、737MAX10機を運航させていた。
国営ガルーダ・インドネシア航空のイルファン・スティアプトラ最高経営責任者(CEO)はロイターに対し、債務再編手続きを進めており、737MAXを再導入する計画はないと述べた。