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米、2月までにコロナで50万人死亡も マスク着用を=大学調査
米ワシントン大学の研究チームは、米国で来年2月末までに50万人以上が新型コロナウイルス感染症で死亡する恐れがあるとの見通しを示した。写真はカリフォルニア州で10月12日撮影(2020年 ロイター/Mike Blake)
[ロンドン 23日 ロイター] - 米ワシントン大学の研究チームは、米国で来年2月末までに50万人以上が新型コロナウイルス感染症で死亡する恐れがあるとの見通しを示した。一方、全員がマスクを着用すれば、そのうち約13万人の命を救うことができるとした。
同大学の保健指標評価研究所(IHME)は、効果的なコロナ治療の選択肢が少なく、ワクチンもまだ利用できないため、米国は「冬を通して新型コロナに対する公衆衛生上の継続的な課題」に直面していると警告。カリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州など人口の多い州では、感染者や死亡者の急増や医療資源不足に直面する恐れがあると指摘した。
米国ではこれまでコロナ感染症で22万人以上が死亡しており、コロナウイルスへの対応が大統領選の主要な争点になっている。世論調査によると、コロナ対応を巡っては、現職のトランプ大統領よりも民主党候補のバイデン前副大統領の方が信頼できるとの声が多い。