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北朝鮮がSLBM発射準備の可能性=米シンクタンク

2020年09月06日(日)10時39分

 9月4日、米有力シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3」の発射実験の準備を進めている可能性があると指摘した。2014年10月、スイス・ジュネーブで撮影(2020年 ロイター/Denis Balibouse)

[ワシントン 4日 ロイター] - 米有力シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は4日、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)「北極星3」の発射実験の準備を進めている可能性があると指摘した。

ウェブサイトに公表した4日の衛星画像では北朝鮮東部の新浦の造船所で数隻の船舶が確認でき、このうち1隻は以前にミサイル発射台をえい航した船に似ているという。

CSISはこうした動きが「北極星3をミサイル発射台から試射する準備を示唆しているが、決定的なものではない」と説明した。

北朝鮮は昨年10月に北極星3の発射実験に成功したと発表した。

米国務省と国防総省はコメントしていない。

トランプ米大統領は4日の記者会見で米朝関係について、大統領に就任時は1週間以内に北朝鮮との戦争が始まると予想されていたと指摘し「われわれは北朝鮮と良い関係を保ってきた。戦争には至らなかった」と述べた。

マサチューセッツ工科大学で核不拡散を専門とするバイピン・ナーナン氏はツイッターに「北朝鮮は昨年10月にSLBMの試射を行ったが、トランプ氏の『レッドライン(許容できない一線)』を超えなかった。今回も同様だろう。トランプ氏は気にしない」と投稿した。

ロイター
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