ニュース速報

ワールド

米地裁、ゲームエンジンへの悪影響阻止に傾く フォートナイト訴訟

2020年08月25日(火)10時17分

米カリフォルニア州北部地区連邦地裁の判事は24日、人気ゲーム「フォートナイト」のアプリ削除を巡る訴訟の審理で、アップルによるエピック・ゲームズの開発者アカウント停止の阻止を認める方向に「傾いている」との立場を示した。写真はエピック・ゲームズ社のロゴ。8月14日撮影(2020年 ロイター/BRENDAN MCDERMID)

[24日 ロイター] - 米カリフォルニア州北部地区連邦地裁の判事は24日、人気ゲーム「フォートナイト」のアプリ削除を巡る訴訟の審理で、開発元の米エピック・ゲームズが要求している、米アップルによるエピックの開発者アカウント停止の阻止を認める方向に「傾いている」との立場を示した。

イボンヌ・ゴンザレス・ロジャーズ判事は、エピックの開発者アカウントが停止された場合に同社のゲームが受ける悪影響だけでなく、他のゲーム会社向けに提供しているソフト「アンリアル・エンジン」が維持できなくなることで他の多数のゲームに及ぶ悪影響を考慮に入れていると説明。

その上で、アンリアル・エンジンに関して悪影響の阻止を認める方向に傾いているとした。

アップルは今月、エピックがフォートナイトに導入した独自課金システムがアプリ販売の「アップストア」の規約に違反したとして、フォートナイトを削除。エピックは削除の差し止めを求めて提訴し、アップルが予告しているエピックの開発者アカウント停止についても阻止するよう裁判所に要求した。[nL4N2FK12F]

エピックはアップストアの規約が反トラスト法(独占禁止法)に抵触していると主張。また、ソーシャルメディアでハッシュタグ「#FreeFortnite」を使ってアップストアに抗議するよう呼び掛けている。[nL4N2FQ0TG]

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:トランプ氏の大規模減税、「債券自警団」が

ビジネス

エヌビディア、音楽や音声を生成する新たなAIモデル

ビジネス

トランプ氏、中国に10%追加関税表明 メキシコ・カ

ワールド

中国「貿易戦争に勝者なし」、トランプ氏の関税発言受
MAGAZINE
特集:老けない食べ方の科学
特集:老けない食べ方の科学
2024年12月 3日号(11/26発売)

脳と体の若さを保ち、健康寿命を延ばす──最新研究に学ぶ「最強の食事法」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    寿命が5年延びる「運動量」に研究者が言及...40歳からでも間に合う【最新研究】
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではなく「タイミング」である可能性【最新研究】
  • 4
    プーチンはもう2週間行方不明!? クレムリン公式「動…
  • 5
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 6
    テイラー・スウィフトの脚は、なぜあんなに光ってい…
  • 7
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 8
    「典型的なママ脳だね」 ズボンを穿き忘れたまま外出…
  • 9
    日本株は次の「起爆剤」8兆円の行方に関心...エヌビ…
  • 10
    バルト海の海底ケーブル切断は中国船の破壊工作か
  • 1
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 2
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対す…
  • 5
    北朝鮮は、ロシアに派遣した兵士の「生還を望んでい…
  • 6
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱…
  • 7
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」…
  • 8
    「このまま全員死ぬんだ...」巨大な部品が外されたま…
  • 9
    「ダイエット成功」3つの戦略...「食事内容」ではな…
  • 10
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 6
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 7
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 8
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 9
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中